立山黒部アルペンルートは自然の宝庫!驚きの連続だった!

富山に来て何年にもなるのに立山に行ったことがありません。
そもそも山に興味がなかったというのもありますが観光地というイメージが強く人の多い場所が苦手なので敬遠していました。

それでもここに住んでいる以上、一回は行ってみないとと思い立ち初めての立山黒部アルペンルートに行ってきました。

立山黒部アルペンルート

立山黒部アルペンルートとは標高3,000m級の峰々が連なる北アルプスを貫き、富山と長野を結ぶ山岳観光ルートの事で富山観光の目玉のひとつ。

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富山県側の「立山駅」からケーブルカーやトロリーバス、ロープウェイなど様々な交通機関を乗り継いで長野県側の「扇沢駅」までを繋いでいます。

その間の経由地にはいくつもの景勝地がありそのそれぞれで雄大な自然を満喫できます。

行ってみたい場所はたくさんありますが今回は立山駅からケーブルカーで美女平(びじょだいら)へ行き、美女平遊歩道をトレッキング、その後高原バスで最高峰の立山室堂(たてやまむろどう)へ行き、室堂をトレッキングで巡ります。

弥陀ヶ原(みだがはら)や黒部ダムは次の機会を乞うご期待。

イカーは立山駅まで

立山駅まで自宅から車で向かいます。およそ40分。

道路は空いていていましたが途中で信号でも無いのに車が数台渋滞していました。
「えっ!なに?」と思ったらお猿さんの家族が道路を歩いていて一番大きいお父さん猿が道の真ん中にどかんと座って家族が無事に通り過ぎるまで車を停めているのでした。
猿のご家族移動を見送って再び車は動き出しました。

立山より先はマイカー規制されているのでマイカーはここまで。
立山駅の駐車場に駐車します。
駐車場はたくさんあり、すべて無料です。
平日なのに既にいっぱい。

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立山駅で本日の乗車切符を購入します。
美女平までのケーブルカー往復と美女平から室堂までの高原バス往復です。
30分並びました。
今日は平日なのでなんとか当日乗車券が購入出来ましたが、休日は予約しないと取れないそうです。

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美女平に到着

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駅を出たところにこの駅の名前の由来となった美女杉がありました。
名前通り美しい杉です。

この美女平を1時間ほどトレッキングしてみます。
ケーブルカーに乗ってきた人たちはほとんどそのまま高速バス乗り場に向かいました。
美女平をトレッキングするのはどうやら自分だけのようです。

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美女平遊歩道です。
いくつかのコースがありますね。

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大樹の幹に子どもの杉をおんぶした子育て杉。
その幹の太さに圧倒されます。
ここ美女平の森には幹の太さが10m近い巨木が何本もあるそうですが
ここまで太くなるのにいったいどれだけの年月を費やしているのか。
そして新たな息吹きが・・・。

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この森は「全国森林浴の森百選」にも選ばれているそうです。
森林浴だけではなく、バードウォッチングや樹齢千年を超える巨木巡りなど様々な楽しみ方ができる美女平の森。
美しくて神秘的な森でした。

高原バスで立山室堂へ

トレッキングを終え、高原バス乗り場へ

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何台ものバスがピストン運行しているのでほとんど待つことなくバスに乗れました。

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案内のビデオや解説を聴きながら50分程で室堂に到着します。
途中、称名滝が見える滝見の丘などの撮影ポイントでは停車してくれたりとても親切。
飽きずに50分楽しめました。

室堂に到着

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室堂ターミナルを出ると山並みが近い事にまず驚きます。
そしてそれらの山並みに向かう登山道が四方に伸びています。
ここでこの前セミナーで学んだルートコンパスと地形図で見えている山の名前を確認。

別山(べっさん)、真砂岳(まさごだけ)、大汝山(おおなんじやま)、雄山(おやま)などなどその雄大な頂きに怖いような登ってみたいような不思議な感覚になりました。

事前の下調べでは11℃前後となっていたので防寒着持ってきましたが今日は特に暖かいらしく必要なさそうです。
ターミナルの温度計は15℃になっていました。

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トレッキングに出発する前に「玉殿の湧水(たまどのゆうすい)」で水を汲みました。
高山病対策としては休み休み行動する事と水分をこまめに取ることと事前に勉強してきたのでそれを守りトレッキングに出発します。

いつもとは違う高地での山歩き

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40分歩いて「室堂山展望台」に到着。
空気が薄いので息が上がります。
傾斜が急な場所もあり休み休みを繰り返しました。
ガスがかかってしまい期待していた景色も見えません。
でも、修学旅行の高校生と競い合うように登ったので以外とあっという間に頂上に着きました。
さっきの湧き水とおやつでひと休み。
柔らかくて美味しい水。
頂上でのおやつは格別です。

残念!らいちょうには会えず

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「みくりが池」です。なんて美しい!
空の青を写した湖面と山々のコントラストが実に見事です。
写真でそれが伝われば いいのだけれど・・・
このみくりが池周辺は、国の特別天然記念物雷鳥(らいちょう)の生息域になっています。
探したけれど見当たりません。残念。

立山そば」の猪肉そば

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昼食です。
かまぼこに「立山」って入っています。
バスを待つ間にティーラウンジりんどうでコーヒーを頂きました。
先程水を汲んだ「玉殿の湧水」で抽出した水出しコーヒーだそうです。


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ちんぐるま

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コバイケイソウ

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オトギリソウ

今回のコースは整備されていて登山というよりハイキングに近いトレッキングでした。
高山の準備(防寒着や水分など)を怠らなければ誰でも楽しく素晴らしい自然を味わう事が出来ます。
壮大な自然に終始圧倒された旅でした。
レベルによって色々なコースがあるので次回はもう少しレベルアップしたコースに挑みたいと思います。
湿原の高原を歩く弥陀ヶ原、雄山登山、地獄谷、雪の大谷、大観峰黒部ダムなどまだまだ行きたいところは尽きません。

【今回のコース】
 立山
     ↓ ケーブルカー7分
 美女平駅 → 美女平遊歩道 
    距離3km  1時間 高低差113m
     ↓ 立山高原バス50分
  室堂ターミナル
     →玉殿の湧水 (徒歩2分)
     →室堂山展望台往復
    距離4km 1時間30分 高低差225m
     →みくりが池
    距離3.5km 50分 高低差145m
     →みくりが池一周
    距離2km 40分 高低差50m
     →室堂ターミナル (徒歩4分)
     ↓ 立山高原バス50分
美女平駅
     ↓ ケーブルカー7分
立山

              



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